ライナー原紙製造設備は、一貫した生産ラインのもと、すべての工程で厳しい品質管理を徹底。質の高い製品を製造しております。また環境保全においては、生産の段階で繰り返し利用された水は工場内の排水処理場で浄化し、厳密に水質の維持がなされています。さらにバイオマスボイラーを導入し、化石燃料の使用を大幅に削減。環境にやさしい製品を、環境にやさしくつくる方法を確立しています。
「パルパー」に古紙と水を投入。回転で混ざり合い溶解されます。「連続異物除去装置」により異物は自動的に抜き出されるため、様々な古紙の利用が可能です。パルパーで液状化された原料は「熟成タワー」で熟成された後「原質工程」へ。異物や粘着物が取り除かれ、原料としてより安定した状態になります。
パルパー
熟成タワー・原質工程
「ウェットパート」では、低濃度に調成された原料溶液をワイヤー上に均一の厚さで乗せ、抄きムラのないよう地合の構成と脱水を実施。プレスパートに移送されさらに脱水を行います。「ドライパート」では、蒸気で熱せられた4本のドライヤーで乾燥。前2本は表面を平たく滑らかに、後2本は水分値が均一になるよう管理されています。
ウェットパート
ドライパート
「欠点検出装置」が、紙の表面及び内部の汚れを随時検出。より高い品質を維持します。巻き取られた原紙は、最終工程「ワインダー」にて厳しい目で再チェック。不備のない原紙だけが、注文に応じた寸法に裁断されます。
欠点検出装置
赤外線水分計
生産計画は自動的に製造工程に送信、取り込んだデータに従い「自動印字装置」が品番・製造年月日を印字します。すべての製品はバーコードにより出荷・在庫管理を一元化しています。自動印字装置を通った製品はコンベアで搬送。搬送中に自動で重量を計量します。その後倉庫内に搬送され、出荷を待ちます。
自動印字装置
自動搬送装置
セキュアエコファーム
第1発電所
セキュアグループオフィス及び
デリートセンターの屋上に設置。2013年2月より発電開始。
セキュアエコファーム
第2第3発電所
恵那市中野方町に設置。
2014年5月より発電開始。
バイオマスボイラー 恵那市で成形されるRDFを固定燃料として使用、これにより重油の消費量とCO2の排出を大幅に削減。地域環境に貢献しています。
RPF成形機 原料となる古紙に含まれるプラスチック類と原料にならない紙類を混合し、圧縮脱水・加熱乾燥し、RPFに加工します。埋め立て処理する事なく、固形燃料化することでエネルギーとして有効活用されます。
水処理設備 工場内で使用した水は、加圧浮上分離によって一次処理されます。次に活性汚泥処理によって二次処理が施され、綺麗になった水は川へ戻され、一部は工場内で再利用されます。
ウェット パート |
ウルトラフォーマー、 サクセスフロー |
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ドライ パート |
ダブルヤンキー2本、 ドライヤー2本 |
パルパー
原料貯蔵高濃度タワー
原料調成設備
バイオマスボイラー
LPガス貫流ボイラー
網幅 3.150㎜ / 取幅 2.950㎜
抄造米坪 80 〜 160g / ㎡ / 日産 130t
形式 ハイスピードウルトラフォーマ・ヤンキー
TNCF(内装ライナー) 95 / 100 / 110g
TSF(ジュートライナー) 120 / 140 / 150 / 160g 他